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Channel: ●北京の足音● 北京に住んで、見たまま感じたまま
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中国人学者が語る「中米関係」。なかなか興味深い。

僕は外交の専門家ではない。だからここに書くことは当たり前のことかもしれない。また中国の学者にうまく理論展開されて、翻弄されているだけかもしれない。でも、なかなか興味深かったので、ブログに書く。国際関係がご専門のY教授の話だ。現在の中米関係は80~90年代の日米関係と似ている。それは経済的な結びつきが強い関係であるからで、大国同士の関係とは言っても、冷戦時代の米ソ関係とは中身が決定的に違う。...

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もう中国には安い労働力はない!って喝破した衝撃的な研究。

中国では労働力が不足して賃金の上昇が現実のものになってきている。でも「もう中国には安い労働力は期待できない」って喝破した先生がいる。ちょっとその講義の内容をご披露する。都市の労働力人口は順調に増加してきたが、大学進学率の増加や出生率の低下で、労働力市場は今や変調を来たしてきた。農村部労働者の総人口比率は、30年で71%から38%に減少してしまった。...

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「中国・アフリカ関係」は、過去の被植民地国としてのシンパシーや内政不干渉が鍵

中国とアフリカって、対外援助と資源開発が相克して、ややこしい関係になるのではと我々は思っている。でもその昔から、中国とエジプトなどはともに文明国として長い交流の歴史があるようだ。著名な学者であるL教授の討論会から、エッセンスをお伝えします。今、アフリカという辺境が世界の関心の的になっている(辺境的中心化)。それは「国際関係」、「地政学」、「資源」、「国家」のどの観点からも重要視され始めたからだ。ここ...

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ぺきん日記(189) 瀑布 雨が降っても水不足解消にならない"機能不全"の北京

夕方の大雨で、北京はあちこちの道路が水びたし。写真のように地下鉄は滝の如し。地下鉄車内も天井から水が漏れてくる始末。要するに、排水システムが機能していない。明代からの排水管もまだ使われているとか。こんなにリッチな北京で、都市管理部門は仕事しているのか。北京は極端な水不足。せっかくロケット弾を売って得た人工降雨の恵の雨も、こんなになったのでは、何の足しにもならない。”なるほど”と思っていただけたら、下...

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どんな手段でも「敵」を「味方」にしていくことが国益だ、というのが中国の外交理念なのか

中国は最近、南シナ海で悶着を起こそうとしている。そういえば中国と東南アジア諸国との関係って、どうなっているんだろう?もともとASEAN諸国は、中国の共産党政権に大きな警戒をしていたが、最近は経済関係が深まり、そうも言っておれなくなって、すっかり取り込まれた感じだ。おまけに領土まで奪われそうだ。そこで、著名な先生に話をお聞きした。まずは、基本数字から。アセアン(東南アジア諸国連合)は合計すると、面積は...

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中国鉄道事故、記者達の魂の叫び。「泣きたい。けど、どうしようもない。2000人の従業員は食っていかなければならない。」

今回の中国の鉄道事故は、中国のメディア人の魂も揺さぶった。当局は強硬な報道規制に乗り出したが、記者たちは最後の抵抗を試みた。今夜、百社の新聞が口をつぐんで記事を替えた。千人の記者が記事を消された。初七日の夜、1万の魂が行き場を失った(網易微博より) この写真のスクリーンショットに添えられていた言葉だ (出所は、大○元ネット7/30)一方、微博上ではメディア各社の記者、編集者が悲痛の叫びをあげている。...

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中国人はこの先、「礼」の精神を取り戻すことができるのか。

我々外国人にとっては、現代中国は「礼」も「儀」も失われてしまった大国にしか映らない。中国で「礼」の文化精神を地道に説いて回っておられる著名な大学教授との討論会から。我々の民族には「礼義」が欠けているのか?中国文化と宗教を基本とする西洋文化は、2つの異なった文化である。 中国は本来「礼義の国」であり、「礼治の国」である。 「道徳」「理性」は抽象的な概念であり、「礼」は具体的は規範である。...

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ぺきん日記(190) 装修 オフィスの改修まで自分でやるの?

北京に来て4年3カ月、サプライズもなくなってきたこの頃。最近は、もっぱらツイッターとフェースブック。しばらくこの「ぺきん日記」も書くことがなかったけど、そろそろ書くか。仕事場のオフィスが引越しました。でもさあどうぞ、って言われて行ってみると部屋はあるけど、中はがらんどう。フローリングから、机、本箱に至るまで自分で買って据え付けるんだって、驚いた。オフィスデザインの担当なんて学部にはいないらしい。でも...

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日本の教科書は「周辺事象の丁寧な説明」、中国の教科書は「物語にして記憶に残す」。

今月の読書会を開催しました。日本と中国「歴史の接点」を考えるすばらしい本です。大手通信会社の稲葉さんのお話を聞きました。日中の教科書を取りよせて記述を比較し、歴史の事実を知るために200冊の本を読破した力作です。中国の教科書はとても分厚く、しかも物語風になっていて記憶に残るようになっているそうです。それに比して日本の教科書は頁数の制限があってどれも記述が少ない。でも日本はその出来事がなぜ起こったかの...

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もう5回目ですけど、いつもかわいい学生たちからサプライズをもらいます。

日本語を学ぶ大学生が参加する「第5回清華野村杯」が日曜日に行われました。僕は主催者で審査委員長です。今回のお題は「中国人の創造力」。20数名ものエントリーがあったので早朝から予選をして本戦10人を選ぶ盛況ぶり。でも面白かった。「中国の詩に創造の源あり」「古代中国人の創造力」「中国の教育制度」「人力資本の潜在力」「汗だけでは創造できない」「競争が創造を生む」「マイクロイノベーションの限界」「自然への工...

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中国人学者が語る「中米関係」。なかなか興味深い。

僕は外交の専門家ではない。だからここに書くことは当たり前のことかもしれない。また中国の学者にうまく理論展開されて、翻弄されているだけかもしれない。でも、なかなか興味深かったので、ブログに書く。国際関係がご専門のY教授の話だ。現在の中米関係は80~90年代の日米関係と似ている。それは経済的な結びつきが強い関係であるからで、大国同士の関係とは言っても、冷戦時代の米ソ関係とは中身が決定的に違う。...

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もう中国には安い労働力はない!って喝破した衝撃的な研究。

中国では労働力が不足して賃金の上昇が現実のものになってきている。でも「もう中国には安い労働力は期待できない」って喝破した先生がいる。ちょっとその講義の内容をご披露する。都市の労働力人口は順調に増加してきたが、大学進学率の増加や出生率の低下で、労働力市場は今や変調を来たしてきた。農村部労働者の総人口比率は、30年で71%から38%に減少してしまった。...

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「中国・アフリカ関係」は、過去の被植民地国としてのシンパシーや内政不干渉が鍵

中国とアフリカって、対外援助と資源開発が相克して、ややこしい関係になるのではと我々は思っている。でもその昔から、中国とエジプトなどはともに文明国として長い交流の歴史があるようだ。著名な学者であるL教授の討論会から、エッセンスをお伝えします。今、アフリカという辺境が世界の関心の的になっている(辺境的中心化)。それは「国際関係」、「地政学」、「資源」、「国家」のどの観点からも重要視され始めたからだ。ここ...

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ぺきん日記(189) 瀑布 雨が降っても水不足解消にならない"機能不全"の北京

夕方の大雨で、北京はあちこちの道路が水びたし。写真のように地下鉄は滝の如し。地下鉄車内も天井から水が漏れてくる始末。要するに、排水システムが機能していない。明代からの排水管もまだ使われているとか。こんなにリッチな北京で、都市管理部門は仕事しているのか。北京は極端な水不足。せっかくロケット弾を売って得た人工降雨の恵の雨も、こんなになったのでは、何の足しにもならない。”なるほど”と思っていただけたら、下...

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どんな手段でも「敵」を「味方」にしていくことが国益だ、というのが中国の外交理念なのか

中国は最近、南シナ海で悶着を起こそうとしている。そういえば中国と東南アジア諸国との関係って、どうなっているんだろう?もともとASEAN諸国は、中国の共産党政権に大きな警戒をしていたが、最近は経済関係が深まり、そうも言っておれなくなって、すっかり取り込まれた感じだ。おまけに領土まで奪われそうだ。そこで、著名な先生に話をお聞きした。まずは、基本数字から。アセアン(東南アジア諸国連合)は合計すると、面積は...

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中国鉄道事故、記者達の魂の叫び。「泣きたい。けど、どうしようもない。2000人の従業員は食っていかなければならない。」

今回の中国の鉄道事故は、中国のメディア人の魂も揺さぶった。当局は強硬な報道規制に乗り出したが、記者たちは最後の抵抗を試みた。今夜、百社の新聞が口をつぐんで記事を替えた。千人の記者が記事を消された。初七日の夜、1万の魂が行き場を失った(網易微博より) この写真のスクリーンショットに添えられていた言葉だ (出所は、大○元ネット7/30)一方、微博上ではメディア各社の記者、編集者が悲痛の叫びをあげている。...

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我々外国人にとっては、現代中国は「礼」も「儀」も失われてしまった大国にしか映らない。中国で「礼」の文化精神を地道に説いて回っておられる著名な大学教授との討論会から。我々の民族には「礼義」が欠けているのか?中国文化と宗教を基本とする西洋文化は、2つの異なった文化である。 中国は本来「礼義の国」であり、「礼治の国」である。 「道徳」「理性」は抽象的な概念であり、「礼」は具体的は規範である。...

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ぺきん日記(190) 装修 オフィスの改修まで自分でやるの?

北京に来て4年3カ月、サプライズもなくなってきたこの頃。最近は、もっぱらツイッターとフェースブック。しばらくこの「ぺきん日記」も書くことがなかったけど、そろそろ書くか。仕事場のオフィスが引越しました。でもさあどうぞ、って言われて行ってみると部屋はあるけど、中はがらんどう。フローリングから、机、本箱に至るまで自分で買って据え付けるんだって、驚いた。オフィスデザインの担当なんて学部にはいないらしい。でも...

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日本の教科書は「周辺事象の丁寧な説明」、中国の教科書は「物語にして記憶に残す」。

今月の読書会を開催しました。日本と中国「歴史の接点」を考えるすばらしい本です。大手通信会社の稲葉さんのお話を聞きました。日中の教科書を取りよせて記述を比較し、歴史の事実を知るために200冊の本を読破した力作です。中国の教科書はとても分厚く、しかも物語風になっていて記憶に残るようになっているそうです。それに比して日本の教科書は頁数の制限があってどれも記述が少ない。でも日本はその出来事がなぜ起こったかの...

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もう5回目ですけど、いつもかわいい学生たちからサプライズをもらいます。

日本語を学ぶ大学生が参加する「第5回清華野村杯」が日曜日に行われました。僕は主催者で審査委員長です。今回のお題は「中国人の創造力」。20数名ものエントリーがあったので早朝から予選をして本戦10人を選ぶ盛況ぶり。でも面白かった。「中国の詩に創造の源あり」「古代中国人の創造力」「中国の教育制度」「人力資本の潜在力」「汗だけでは創造できない」「競争が創造を生む」「マイクロイノベーションの限界」「自然への工...

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